4)私たち(信徒)の指針

クリスチャンとして成長して行くとはどういうことなのか。他の人の救いのために外向きの成長はもちろん、御言葉にもっと深く触れ、自身の信仰を深く強くするための内向きの成長も、両方が私たちの成長には必要ではないでしょうか。

グレース・チャペルでは、イエス様の身体である教会の一員として、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)になぞらえて、信徒のそれぞれの現在地から、教会の目指す未来に向けて、何を大切にし、どのように行動することで教会として成長して行けるかを提供しています。
また、信徒の個人の成長として、内面に向かって深く神を理解し、豊かに成長するための糧をも提供しています。

▽教会の一員として、自分は何をなすべきなのか、どういうヴィジョンを与えられいるのかを知りたい人は、『VISION』と『MISSION』をぜひお読みください。

▽個人として、自分の信仰を鍛えたい、もっと豊かに神の恵みを味わいたいと言う人は、『VALUE』と『在るべき姿』をぜひお読みください。

▽さらに『クリスチャン人生:成長の糧』のメッセージでは、何度でも学んでいただけるよう、これまでの説教メッセージの中から、クリスチャンの成長のためのメッセージを特に選出しアーカイブしました。こちらもぜひお聴きください。


【  ー  MISSION  ー  】

▼ Team牧会:ミッションステートメント

私たちチーム教会は、
信仰と愛をもって神を礼拝し、
互いに愛し合う交わりを築き、
キリストと同じ姿に造り変えられ、
賜物によって生き生きと奉仕し、
愛と確信をもって福音を宣べ伝え、
この世界に神の栄光を現わします。

(イザヤ43:7、使徒2:42~47)

【  ー  VISION  ー  】

▼ 私たちの夢
(Five Visions of Grace Chapel)

1どう言う存在になるか

私たちの夢は、神>教会>信徒が地域の人々にとって価値があり、大切で、喜びの存在となることです。

2どう言う場所になるか

私たちの夢は、傷つき、悩み、困惑し、苦しんでいる人々が、福音を通して、愛と希望、慰めと励まし、赦しと癒し、導きと力を見出す場所となることです。

3どう言う教会になるか

私たちの夢は、拠点となる礼拝場所のある地域を中心に、福音が満ち溢れ、多くの人々が、毎日心を一つにして主を礼拝し、聖書を学び、熱心に祈るために集う教会となることです。

4どう言う家族になるか

私たちの夢は、多くの家々に人々が集まり、互いに交わり、心を合わせて祈り、喜びと真心をもって一緒に食事をし、愛に溢れて分かち合う神の家族となることです。

5どう言う信徒になるか

私たちの夢は、すべての信者がそれぞれ置かれた場所にあって神様の使命を果たしていけるように力づけられ、さらに多くの地域に牧師や働き人を送り出し、その先々で教会が興り、神の礼拝が広がって行くことです。

【  ー  VALUE  ー  】

▼ 6つの信条
(The creed upheld by Grace Chapel.)

第1信条

私たちは、礼拝が教会の第一の奉仕であり喜びであると信じ、父と子と聖霊の三位一体の神様を礼拝します。私たちは、父なる神様が、霊とまことをもって主を礼拝する者たちを求めておられ(ヨハネ4:23)、神様の恵みと栄光をほめたたえるために、私たちが天地創造の前からキリストによって選ばれ、贖われ、神の子とされたこと(エフェソ1:3~14)を信じて、主の御名をとこしえにほめたたえます。

第2信条

私たちは、聖書の御言葉を生ける神の言葉と信じます。「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益」(テモテ二3:16)であることを信じ、日々御言葉を学び、従い、大切にします。

第3信条

私たちは、祈りが、神様がお与えくださった大事な恵みの手段であることを信じて、日々主の御前に祈ります。キリストの弟子たちが「わたしたちにも祈りを教えてください」(ルカ11:1)と主に願ったように、祈ることを学びます。また「絶えず祈りなさい」(テサロニケ一5:17)という使徒の教えに従って、日々祈りに励みます。

第4信条

私たちは、相互の交わりを大切にします(使徒2:42)。信徒の交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりであり、これによって喜びが満ちあふれるようになるためであることを信じ(ヨハネ一1:3,4)、互いに愛と善行に励むように心がけ、主が再び来られる日を待ち望みつつ、共に励まし合い、集い続けます(ヘブライ10:24、25)。

第5信条

私たちは、主イエスの姿にならい、神と人に仕えます(マルコ10:45)。「互いに仕えなさい」(ガラテア5:13、ペトロ一4:10)という主イエスの教えに従い、仕えることを喜びとします。私たちの間では、仕える者こそが上に立つ者であり、すべての人の先に立つ者は、すべての人の僕であると信じます(マルコ10:43、44)。

第6信条

私たちは、主イエスの宣教命令(マタイ28:18~20)に従って、すべての人々に福音を伝えます。福音の宣教が使徒パウロにゆだねられたように(テトス1:3)、教会にもゆだねられた大切な使命であると信じ、あらゆる機会と力を用いて、主を宣べ伝えます。

【  ー  在るべき姿  ー  】

▼ クリスチャンとして生きると言うこと
(The ideal form of a church.)

1.聖書の学び(デボーション)

聖書は、39巻からなる旧約と、27巻からなる新約の、計66巻からなり、日本語の聖書ではページ数も約2000ページと、分厚い書ですが、クリスチャンとして生きるためには、聖書全体からの視点を持つことがとても大切です。 健全な信仰を保つために、日々御言葉を読み、神様と交わり、聖書の中に秘められた「溢れる恵みの奥義」をつかみ、人生のあらゆる場所と場面でそれを味わい尽くしましょう。

  

▼2023/2/26 (マタイによる福音書 6:6~8)
「本当の祈りをささげるために」

▼2023/3/5 (マルコによる福音書 1:29~39)
「何のために祈るか」

  

2.相互の交わり(コイノニア)

"交わり"は、聖書の教えを土台として生じます。これは、私たちが主イエスを信じ、洗礼を受けると生じる新しい関係のことを指しています。"交わり"と言うことば自体、キリスト教の独特の響きのあるものですが、現代風に言うと"コミュニケーション"と言えるかも知れません。主イエスを信じ、洗礼を受けた者は、罪を赦され、神様との愛の交わりに加えらます。神様ご自身が私たちと愛し合いたいと、私たちと常に共におられるようになるのです。私たちもまた、“類は友を呼ぶ”と言う言葉もありますが、真のキリスト者(クリスチャン)として、同じ経験、同じ信仰、同じ命を持ち、同じ家族に属する者となることによって、互いに常に一緒にいたいと願うようになるのです。これが、聖書の言う"交わり"です。
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わたしたちは、自分が死から命へと移ったことを知っています。兄弟を愛しているからです。愛することのない者は、死にとどまったままです。
(ヨハネ一3:14)
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初代の信徒たちは、同じ偉大な主に仕え、ただ一人の神に仕えてると言うことを、継続的に交わりを持ち、一緒であることを願ったということを、聖書の中でこのように語り合いました。私たちも今では同じものを知り、同じように感じるのです。

これは、いつの時代でも、
クリスチャン(キリスト者)の特徴です。

神様ご自身が、御子イエスと聖霊様との交わりの中に存在しておられるように、私たちも、一人であっても、聖霊様を通じて、神様とイエス様との交わりの中に存在しています。ですから、神様が私たちの内へ入り、交わりを始められたように、私たちは、互いに神様からいただいた賜物をよく用いて、喜びの中でも、悲しみの時にも、交わりを大切にし、深く互いに愛し合いましょう。

グレース・チャペルでは、「コイノニア」と呼ぶ2名以上の信徒での交わりの時間を毎週どこかで持つよう勧めています。互いに祈りあい、日頃の人生での経験や体験を、時には喜びのシェアで、時には苦しみを吐露することで、分かち合い、御言葉に照らしながら、ともに学び合い、気づき合いながら、自分だけでは気づけなかった証を交わりを通して味わい続けています。ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。

  

▼2023/02/12 若潮教会合同礼拝(マタイによる福音書 18:18~20)
「キリストは今ここにおられる」

▼2023/2/19 (マタイによる福音書 18:15~20)
「兄弟を得るために」

  
  

3.パンを裂くこと(聖餐と愛餐)

 教会で"パンを裂く"と言うとき、それは多くの意味を表します。特に、礼拝式の中で儀式として執り行う"聖餐式"は、最も重要な"パンを裂く"行為です。これは新約と呼ばれる所の、新しい契約、すなわち主の聖餐(イエスの身体と血液)を摂ることを意味しています。私たちの主イエス・キリストは、これをご自分が再び来られるまで、執り行いなさいと命じられました。この契約によって、私たちは、罪を赦され、キリストの死を宣言し、同時に私たちの内なる(あるいは過去の)自分をイエスの死とともに葬り、イエスがその先で復活した新たな生にあずかることを理解できるようになるのです。ですから、クリスチャン(キリスト者)は、十字架の死を自分が清められるために捧げられたものとして、喜んで受け入れ、語り続けます。聖餐式を繰り返すたびに、新しい命に"いま生きていること"を覚えるのです。 もう一つ、教会では、交わりのための信徒どうしの食事会(愛餐)の機会も持つようにしています。会場のルールや、信徒間のスケジュールなどから、定期的には行っていませんが、食事を通じて互いを理解する時間を大切にしています。

4.祈ること

グレース・チャペルでは、祈りをとても重要視しています。神様に願う祈りだけではなく、神様の御旨を知るために、"聞く祈り"を大切にしています。

あなたは、聞いていますか?

神様に求める前にまず、神様があなたに何を求めておられるか知っているでしょうか。
昔から、教会をテストする方法は、その教会の祈り会をよく調べることである、と言われています。祈り会は教会の発電所です。それは、教会の生命を計る体温計です。私たちの教会の祈りはどうでしょうか。
それは発電所になっているでしょうか。
人々は祈るために集まっているでしょうか。
何のために祈るのでしょうか。

牧師のために祈ってください。
説教者のために祈ってください。
聖霊が牧師の上に臨むように祈ってください。
また、弱さの中にいる人々のために、彼らの上にも
聖霊が望むように祈ってください。

聖霊の力が臨むまでは、私たちには何もできないからです。 初代教会の人々は、力の必要に気づきました。ペトロは単なる漁師でした。彼らはペトロに力が必要であることを知っていました。全員が力を必要としていました。彼らは敵に直面していました。神の力だけが彼らのメッセージを力と権威あるものにし、その栄光の使命を全うすることができることを知ったのです。そこで、彼らは単に教えを聞き、交わり、パンを裂くためだけでなく、祈るために時間を費やしました。

私たちは祈るために召されています。
すべてのクリスチャンが祈ることができるのです。私たちは、この重荷を持っているでしょうか。この熱心を抱いているでしょうか。現状を嘆いたり、非難していても何も変わりません。それでは誰一人救われません。救いをもたらす唯一のこと。それは、ペンテコステの日にペトロと他の人々に臨んだ聖霊の御力を知り、御言葉が力と勢いをもって前進することです。それは何物も抵抗不可能な力なのです。しかし、そのために、あなたの祈りがどうしても必要です。それが初代教会の特徴でした。

【  ー  クリスチャン人生:成長の糧  ー  】

グレース・チャペルで行われた説教の中でも、特に何度でも学んでいただきたいものをまとめました。
テーマ別になっているので、ぜひ必要なものからお聴きください。

  

001_タイトル
2023年若潮教会合同礼拝_「キリストは今ここにおられる」
(2023/02/12 マタイによる福音書 18:18~20)

002_タイトル
「兄弟を得るために」
(2023/2/19 マタイによる福音書 18:15~20)

  
  

003_タイトル
「本当の祈りをささげるために」
(2023/2/26 マタイによる福音書 6:6~8)

004_タイトル
「何のために祈るか」
(2023/3/5 マルコによる福音書 1:29~39)

  
  

005_タイトル
「礼拝-安息日の本質」
(2023/3/12 出エジプト記 20:8~11)

006_タイトル
「神の安息に生きる」
(2023/3/19 出エジプト記 20:8~11)

007_タイトル
「安息日と神の創造」
(2023/3/26 出エジプト記 20:8~11)

008_タイトル
「ゲッセマネでの出来事 ― 立て、行こう」
(2023/4/2 マタイによる福音書 26:36~56)

009_タイトル
「安息日と出エジプト」
(2023/4/23 申命記 5:15)

010_タイトル
「安息日と荒れ野の旅」
(2023/4/30 出エジプト記 16:1~5)

011_タイトル
「安息日と仕事 - 働くことの意味」
(2023/5/7 出エジプト記 20:10)

  

001_タイトル
2022年1月元旦感謝礼拝「最も重要な掟-三つの愛に生きる①-」
(2022/1/1 マタイによる福音書 22:37~40)

002_タイトル
特別礼拝「最も重要な掟-三つの愛に生きる②-」
(2022/1/9 マタイによる福音書 22:37~40)

001_タイトル
「祈りの扉を開く鍵」
(2021/06/27 ヨハネの黙示録 3:20)

002_タイトル
「祈りの人イエス」
(2021/07/04 マルコによる福音書 1:35)

003_タイトル
「密室の祈り」
(2021/07/11 マタイによる福音書 6:5~8)

004_タイトル
「何を祈り求めるか」
(2021/09/12 ルカによる福音書 11:1~13)

001_タイトル
「主の祈り① ― 父よ!」
(2021/07/18 マタイによる福音書 6:9~13)

002_タイトル
「主の祈り② ― 御名が崇められますように」
(2021/07/25 マタイによる福音書 6:9~13)

003_タイトル
「主の祈り③ ― 御国が来ますように」
(2021/08/01 マタイによる福音書 6:9~13)

004_タイトル
「主の祈り④ ― 御心が行われますように」
(2021/08/08 マタイによる福音書 6:9~13)

005_タイトル
「主の祈り⑤ ― 必要な糧を今日与えてください。」
(2021/08/15 マタイによる福音書 6:9~13)

006_タイトル
「主の祈り⑥ ― わたしたちの負い目を赦してください。」
(2021/08/22 マタイによる福音書 6:9~13)

007_タイトル
「主の祈り⑦ ― 悪い者から救ってください。」
(2021/08/29 マタイによる福音書 6:9~13)

008_タイトル
「主の祈り⑧ ― 主の栄光をほめたたえて。」
(2021/09/05 マタイによる福音書 6:9~13)

001_タイトル
「父の約束されたものを待ちなさい」
(2010/04/25 聖霊論 其の一)

002_タイトル
「主イエスの約束-別の弁護者」
(2010/05/02 聖霊論 其の二)

003_タイトル
「世の誤りを明らかにする聖霊」
(2010/05/09 聖霊論 其の三)

004_タイトル
「聖霊の様々な働き」
(2010/05/16 聖霊論 其の四)

005_タイトル
「聖霊降臨-ペンテコステに起こったこと」
(2010/05/23 聖霊論 其の五)

006_タイトル
「信仰に入った時、聖霊を受けましたか?」
(2010/06/06 聖霊論 其の六)

6)その他の情報

◆『教会ロゴ』について

グレース・チャペルには、教会の理念や大切にしていることを可視化した『教会ロゴ』があります。そのロゴのデザイン・コンセプトをご紹介します。

外観:全体のカタチについて
▼詩篇119篇:114節
あなたはわが隠れ家、わが盾です。わたしはみ言葉によって望みをいだきます。(詩篇119:114)から、教会が世にある悪やサタンの誘惑からの隠れ家であり、人生における強い盾であることを示す盾のフォルムを採用しました。

縁:について
▼エフェソの信徒への手紙 1章:7節
わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。(エフェソの信徒への手紙1:7)Grace Chapelの名前である「Grace(恵み)」の由縁であるこの聖句がエンブレムの周囲には、ギリシャ語で入っています。

内側:について
▼ルカによる福音書11章:1節
Grace Chapelの頭文字「G」を少し傾けると、私たちの教会の最大の特徴である祈りの姿勢に見えてきます。「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と(ルカによる福音書11:1)のように、跪(ひざまず)いて祈る姿に主が応え、父と子と聖霊の賜物を与えてくださるイメージを図案化しました。






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